設置者インタビュー

役場・公民館

安芸津学校給食センター<広島県東広島市>

災害時に炊き出しを行うため、
LPガス災害バルクを導入。

interviewee

東広島スマートエネルギ―株式会社
取締役

波谷 一宏 さま

安芸津学校給食センターは、子どもたちに学校給食を提供するだけでなく、災害時は一時避難所として炊き出しなどにも対応する施設です。
安芸津地区唯一の給食施設として、災害時機能強化を図るためにLP災害ガスバルクを導入しました。

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自然災害を経験することで、
災害対策の必要性を痛感しました。

東広島スマートエネルギー株式会社は、東広島市と民間企業が出資して設立した地域新電力会社です。市の所有施設への売電事業や、高効率な省エネ設備の導入事業などを行っています。

西日本を中心に全国各地に甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨では、市民生活に多大な影響を及ぼしました。この災害を経験して、災害対策の必要性を痛感。そこで、災害時には被災者への炊き出しを行う安芸津地区唯一の施設であり、職員やスタッフ等の避難場所でもある、給食センターの設備更新にあわせて、停電時にも稼働できるLPガス災害バルクと関連設備の導入を決めました。

LPガスはコストや環境面でも
大きなメリットがありました。

これまで設備の燃料としていた灯油を、LPガスに転換したことによりメリットもたくさんありました。まず、電気料金や燃料費にかかるランニングコストの削減です。年間約29%の削減を見込んでいます。さらに環境面では、灯油に比べて二酸化炭素の排出量を年間約14%削減できることから、環境にも優しく、低炭素社会の実現に貢献できると考えています。

供給計画をきちんと遂行できるよう、LPガス災害バルクの残ガス量が50%を切らないように、LPガス事業者と連携して運用しています。

停電時の作業マニュアルを整備し、
使用訓練を実施しました。

災害に備えて現地スタッフがすみやかに設備を運用できるよう停電時の作業マニュアルを整備しました。
このマニュアルに沿って、LPガス災害バルクの導入設備の使用訓練を実施しました。訓練しておくと、いざという時も安心です。