役場・公民館
佐伯市青山地域コミュニティセンター<大分県佐伯市>
佐伯市青山地域コミュニティセンターは、地域住民の新たなコミュニティの場として、さまざまな活動やイベントで活用されています。
また、災害時には地域の指定避難所としても利用できる施設です。
当施設がある青山地区は、佐伯市の山間部に位置し、台風や大雨による土砂災害や河川の増水などが懸念されています。
災害時に住民が避難できる環境を整えるため、LPガス災害バルクを導入しました。

避難が長期に及んでも、
LPガス災害バルクで安心。
佐伯市青山地域コミュニティセンターは、地域コミュニティの活動拠点施設です。
平常時は、主に住民の自発的な地域作りの活動や社会教育活動、お祭りや各種イベントなど、地域住民の交流の場として利用されています。
その一方で、災害時は避難所として利用することを想定した施設でもあります。一時的に避難して身の安全を確保する指定緊急避難所と、自宅が被災して生活ができなくなった場合に一定期間避難生活を送る指定避難所の両方に位置付けられています。
避難施設としての機能を高めることで地域住民の安全を確保することは必要不可欠です。指定避難所として長期的に利用されることも想定されるため、LPガス災害バルクを導入しました。

避難者の健康管理や
二次災害を防ぐために。
LPガス災害バルクのメリットは複数あります。
例えば、災害などで停電が発生した際に自立運転へ切り替わり、すぐにエアコンが稼働できること。さらに、LPガスの供給ができない場合でも最低3日間は稼働を継続できることです。この2点は非常に大きなメリットだと感じています。
エアコンの稼働は、夏場の熱中症対策や冬場の寒さ対策に直結します。避難者の健康管理や二次災害を防ぐという観点からも、とても効果的であると期待しています。
当施設は令和3年度の導入以降、風水害で何度か避難所を開設してきました。しかし、まだ実際に自動運転に切り替えて稼働させたことはありません。
それでも、停電時にすぐエアコンが稼働できることや、LED照明や一部のコンセントが使用できることは、今後の避難所運営において大きな安心感につながっています。
今後は地域と連携して、多様な訓練を実施したい。

また、当施設ではセンター職員による非常時の切り替え訓練を毎年1回実施しています。
今後は地域の防災訓練において、LPガス災害バルクを活用した炊き出し訓練など、切り替え訓練以外の取り組みも実施できればと考えています。
